舞台は精神体が半実体をともなって具現化する世界。強い意志を持った人間は、その意志の力で超自然の存在と戦うことの出来る“力ある像”思念体を作り出します。
これまではベースとなる“もう一人の自分”の肉体を借りるしかなかった“ヴァージョン”の精神が、戦う意志の力で半実体化してベース・キャラクターのそばに立ちます。一定の距離以上は離れられないとう制約がありますが、ヴァージョンがベースから離れて自在に動き回り、ちょっと奇妙な活躍ができるでしょう。また、実体では戦うことの出来ない幽体に対して有効な攻撃を与えられます。
二度と繰り返したくなかった絶望と喪失の敗北感を再び感じたとき、救えなかった世界の“もう一人の自分”がドラゴンマークの肉体に宿ります。ベースと一人目のヴァージョンに新たな「異世界の自分」が加わって、精神エネルギーは三乗となり、三度目の敗北を喫することはないでしょう。
この状態のドラゴンマークは、最初に世界移動したときに使用するヴァージョンを選択します。任務の途中でもう一人のヴァージョンに切り換えるときは、クロノジェムを消費します。場合によっては、複数のヴァージョンの能力を同時に発現できる究極の力を持つ戦士になれるかもしれません。
また、STAND BY MEと組み合わせて、一つのヴァージョンを肉体に発現させ、もう一人のヴァージョンを思念体で出すというのも面白いかも。
人間の“想い”が妖怪を生み出す世界。そこでは思念の自乗エネルギーをパワーの源とするドラゴンマークは通常世界の三倍（当社比）の能力を発揮することができるのです。
思いがけない追加能力を得たドラゴンマークは、超常の能力を持った妖怪と渡り合うことができます。
ルール的には、まず以下の追加基本能力を得ます。
※ドラゴンマークの強靱な精神は妖怪を見ても滅多に恐怖しません。（恐怖判定の修正は妖怪扱い）
※HPは生命力の５倍になります。
※ドラゴンアーマーが増強されます。（例えば防護点５点追加）
※イメージインデューサーの不調により異形の外見が誤魔化せません。その代わりに、ベース・キャラクターのままで登場して、望むときに一瞬でバージョンアップできます。
さらに個別に以下から選択能力を一つずつ得ます。
※体力増強：体力が通常の３倍になります。致傷力も変化します。
※パラノーマル・ブースター：超自然エネルギー攻撃を増幅し、威力を３倍にします。
※ドラゴンオーブ：所持者の周囲のマナ密度を「標準」にします。
※アンチ妖術フィールド：妖術のダメージを減少します。ABFと同程度の効果。
※ホーリー・ブレット（弾丸）：妖力による防護点を無視します。装弾数一回分。