ウォーダンサー（エルフの舞闘家）

「逆立つ髪は戦士のしるし。混沌の領域に挑んで破れようと、黒衣の女に翻弄されようとも、戦うべき場所があり、倒すべき敵がいる限り、俺は絶対に降伏しない。」

　地球に似た大陸を持ち、中世ヨーロッパに似た文化を持った世界。しかし、その世界では地球の生命体と大きく異なった存在が人間たちを脅かしていた。異次元から来たとも言われる変容と腐敗の存在、混沌。人間、そしてそれよりも旧い歴史を持つエルフやドワーフたちの歴史は混沌との戦いの歴史であった。
　そんな中で、エルフの中に戦闘のためだけに生きる一団がいた。樹の脂で固め派手に染め上げられた髪、優雅に舞い踊るような戦闘スタイルによって他のエルフからは異質な存在であった。その強さゆえに敬意と恐れを抱かれて、ドワーフの狂戦士と並び称されていた。だがしかし、この世界を滅ぼすためにディーヴァが現れたとき、真っ先に狙われたのは彼らだった。故郷の森を攻めてくる混沌勢力が増大し、ウォーダンサーは戦いにつぐ戦いを繰り返した。友の屍を乗り越えて黒衣の女に迫ったとき、最後の破滅が訪れた。極地方にあった混沌のゲートが解放され、混沌の大勢力が世界を蹂躙し、文明は滅び去った。
　最後の最後まで戦い抜き、さらなる戦いを求めてウォーダンサーはドラコニスに導かれた。


●能力値修正
「敏捷力＋１」（15CP）

●追加特徴
「死の旋風（攻撃回数増加2）」（50CP）
舞踏のリズムに乗って素早く３回切りつけることができます。「踊り」技能判定に成功し続ける間は3回攻撃できます。開始時にHPの10％（端数切り上げ）を失い、10ターン継続するごとにさらに負傷していきます。ただし、死の旋風を使っている武器は他の用途（フェイントや「受け」など）に使えません。 （同じ武器で攻撃、HP消費2LV、使用中は「踊り」技能判定が必要、「切り」攻撃しか行えない、「受け」が使えなくなる（-50％））

●追加技能
〈剣〉：敏捷力+2（8CP）
〈盾〉：敏捷力（1CP）
〈軽業〉：敏捷力-1（2CP）
〈踊り〉：敏捷力（1CP）
〈軽業〉：敏捷力（2CP）
〈生存/森林〉：知力-1（1CP）
〈動植物知識〉：知力-2（1CP）

●弱点
「特異な容貌/派手に染めたモヒカンと全身の刺青（反応-1）」（-5CP）
「高慢」（-5CP）
「義務感/森」（-5CP）
「誓い/射撃武器は使わない。重い鎧は身につけない。」（-5CP）
「名誉重視/専業戦士の名誉」（-10CP）

●愛用品／イン・ザ・マーク
上質の突き刺し用ブロードソードとミディアムシールドを収納しています。 余分に２ＣＧ消費。
ブロードソード「切り：振り+2、刺し：突き+2」
ミディアムシールド　受動防御　3

●装備
　　Ａ．Ｂ．Ｆ／３ＣＧ
　　イメージ・インデューサー／１ＣＧ
　　ライト・ドラゴン・スーツ／１ＣＧ
　　　軽装の革鎧の形状をしている。
　　　受動防御２、防護点２、重量は2kgです。

　　所有クロノジェム３点


備考
　今となっては幻の大作ともいえるRPG『ウォーハンマー』の世界において、特化したエルフの戦士。これも稀書となったリプレイの２巻では、掟破りの人間舞闘家が登場し評判を呼んだ。