4. 特徴と技能

★特徴について

特殊な背景（25CP）
機械化歩兵、強化人間、異能者、電脳調律師、武芸の達人、魔術師などの一般人には習得できない超常能力・技能を持つキャラクターには特殊な背景が必要です。

特殊な背景/長生種（メトセラ）（25CP）
長生種（メトセラ）になるには特殊な背景が必要です。

聖職者（10CP）
　教皇庁に所属する者は全てこの特徴を持ちます。吸血鬼に対抗する勢力として一般人から信頼と期待を得ており、それに応える義務があります。一般の人間に対しては反応に＋１の修正があります。一部の職員は下記の「法の番人」も持ちます。

法の番人（10CP/15CP）
　国務聖省調査部はある程度の司法権をもちます。（10CP相当）
　異端審問局員は職務のためならかなりの無理を通すことができます（15CP相当）

容姿
　「中性的美しさ」（15CP）を追加します。同性、異性に関わらず反応修正＋３です。 　特に指定がない限り、ＰＣは「魅力的」「美しい」「中性的美しさ」のいずれかを選択してください。この世界では、「魅力的」以上の良い容貌を持つキャラクターはVPを使用できます。（後述）

運命/いぶし銀（10CP）
　いぶし銀のような渋い活躍をする運命の下に生まれています。VPを2点獲得します。キャラクターの容貌に関係なく、VPを使用することが出来ます。プレイヤーはいぶし銀に相応しいロールプレイをしてください。相応しくない行動が重なるようならば、ＧＭの判断によってこの特徴を剥奪することが出来ます。

魔法の素質
　公式には未確認ですが、魔法を使う者も存在すると考えられます。マナは「標準」と考えます。また、神父が神の奇跡として魔法を使う可能性もあります。 　

超能力、妖力、妖術（CPさまざま）
　旧世紀時代に遺伝子レベルで改造された者の末裔は異能者として超能力や妖力・妖術を使うことができます。また、吸血鬼の中にも様々な特殊能力を持つ者がいます。『ガープス・百鬼夜翔』などを参考にしてください。

加速（50CP）
　追加行動を１回行えます。さらに加速中は、敵の攻撃に-3のペナルティを与えます。１ターン使用するごとに２点疲労します。（妖力の「加速」をカスタマイズしています。） 　長生種が得意とする神経加速能力ですが、それに対抗するため、強化人間用の加速薬剤が開発されつつあります。

秘密/異能者（-20CP）
　異能者であることが露見すると異端審問局に「魔女狩り」されることになります。逃亡生活を余儀なくされます。

狭量/吸血鬼（-5CP）
狭量/異能者（-5CP）
　吸血鬼（長生種）や人間の異能者は稀にしか存在しませんが、ＰＣ達は職業柄出会う頻度が高くなっています。-5CPの特徴になります。

長生種の名誉重視（-15CP）
帝国貴族である長生種は、貴族らしく振る舞わなければなりません。自らよりも弱い存在として人間たちを保護しなければいけません。

★注意すべき技能

応急処置（精神/易）
　医療技術に関しては文明レベルがやや高いとして、技能判定に成功すると１Ｄ回復します。この技能では機械化歩兵を治療することは出来ません。 　

機械工（精神/並）
　機械化歩兵を修理（治療）するにはこの技能が必要です。

神学/キリスト教（精神/難）
　キリスト教の教義・歴史に関する知識をあらわします。また、暗黒時代に人々を救った聖人たちに関する知識も含みます。 　

考古学（精神/難）
　大災厄以前に存在した遺失技術などに関する知識です。 　

神秘学（精神/並）
　亜種の存在や具体的な特殊能力など、吸血鬼に関する詳しい知識をもちます。 　なお、この技能がなくても吸血鬼の吸血習慣などの噂は誰もが知っています。

操縦/飛行船（肉体/並）
　飛行船を操縦する技術です。この世界では飛行船が空の主戦力になります。

動甲冑（精神/並）
「動甲冑（スーツ）」と呼ばれる身長３ｍの外骨格型強化戦闘服を扱うための技能です。軍隊でもなければ習得できません。「動甲冑」自体も滅多に入手できません。

タイピング（精神/易）
　キーボードをタイプする技能です。電動知性のキーボードに対しても、指示された文字列を正確に速く入力することができます。

以下のコンピュータ関連技能は、電脳調律師という限られた存在のみが習得可能です。 ハッキングは大規模な犯罪組織でもないかぎり習得できません。

コンピュータ操作（精神/並）　別名「電脳」
　コンピュータのソフトを操作する技能です。「ベーシック」とは習得難易度が異なることに注意してください。この技能があっても、アクセス権がないと動かせません。なお、アベルはマスターコードを使用することであらゆる電動知性にアクセスすることが出来るようです。

コンピュータ・プログラミング（精神/難）
　電動知性のプログラムを作成する技能です。

コンピュータ・ハッキング（精神/至難）
　電動知性を乗っ取り、データの改竄を行ったり別のプログラムを動かしたりします。この世界ではネットワークが構築されていないので、目的のコンピュータを直接操作できる状況でないと使えません。高レベルの電脳調律師ならばハッキングプログラムが自動起動するディスクを作成して他人に貸し与えることもできます。