ＪＧＣ２０００

「カルシファード忍法帖」
　このイベントの参加者は五十名ちょうど。その整理券配布時になにかあるなんて誰も思わなかった。しかし、五十名を五チームに分けるのにその整理券番号が使われた。これが勝負の分かれ目だったのかもしれない。イベントの内容は、ＪＧＣ名物!?のプレイヤー自身の体力・知力を使ったライブゲーム。イーガー衆、ガコウ衆、カゼマ衆、コンライ衆、トビタ衆とかいうどこかで聞いたような五つの影タマット集団各十名の中から一人ずつ代表者を出して争う忍法七番勝負。

　第一の勝負は体力勝負、腹筋だった。顔を真っ赤にしながら奮闘した仲間たちを拍手が包む。 　
　弐番目の勝負は知力、多答問題だ。制限時間三分内にルナル・リプレイのＰＣ名、ルナルの地名、そしてグループＳＮＥのメンバー名（社友、過去メンバーも可）などを白板に書いていく。残念ながら、ここでコンライ衆がＰＣ名を多数解答したために、大きく差がついてしまった。もう一つ残念なことは、スレインやパーンの名前があがらなかったことだ。『モンスター・コレクション』初版を知らない人も多いのだろうか。
　三番勝負はくノ一対決、瓦（せんべい）割り。四番勝負は手裏剣（ソフトダーツ）投げ。 ここでは差が縮まらない。

　五番勝負は即答カルトクイズ。最初に分かった者だけに解答権が与えられる厳しい勝負、しかも特撮、ロボットアニメ、ルナル、ガープス、ホラーの四ジャンルから難問・超難問が準備され、五問が出題される。各チーム内に動揺が走る、出題者に近い知識を持つ者はいないのかと。いよいよ私の出番が来た。しかし善戦むなしくスピードで惨敗。ただ一つ、第一回答者が誤答したガープス問題に正解した。 ちなみに、こんな感じの問題が出題された。
「ライダーマンの山口氏が主演したバイク変形ロボが活躍する作品は？」
「ククルス・ドアンの乗ったＭＳは？」
「ガンバロンに出演していた、友野氏の友の声優は？」
「ガープスで質問が最も多い、割に合わない不利な特徴は？」

　六番勝負は体力勝負二回目。腹筋があるなら、次はやっぱり腕立て伏せ。日頃運動不足がちなゲーマーから代表して出てきた五人の勇士は異様な熱気で包まれ、応援がおくられた。 二番勝負で大きくリードしてから着実にポイントを稼いだコンライ衆がこの時点で首位。
　そして、七番勝負は大詰め。残りのメンバーが簡易戦闘ルールで闘う死闘トーナメント。 使用する影闘法技能の駆け引きとサイコロ運が生死を決する。なぜかイーガー衆が複数人勝ち残り勝利を得て、二位へと大きく躍進した。
　最後に一位二位のプレーオフがおこなわれて、結局コンライ衆が優勝した。優勝の褒美は幕僚府公儀隠密への雇用。しかし数年後、幕僚府は滅び、運命を共にするのであった。それはまた別の講釈にて。
　私が正体を隠して参加していたカゼマ衆は三位に終わった勝負が多く、最終的には四位だった。なんでこんなに中道なのか不思議なくらい。 こういう怪しげなイベントがあるのもＪＧＣの特徴。


ＪＧＣ２０００
　　フリープレイ１
　　カルシファード忍法帖
　　鈴木銀一郎先生に挑戦！
　　央華封神RPG
　　バー＜うさぎの穴＞
　　フリープレイ２
　　閉会式