登場人物＆背景世界

【トレーラー】
昨日と同じ今日。今日と同じ明日。このままの日々が、ずっと続くと思っていた。だが、世界は知らぬうちに変貌していた。超人（オーヴァード）は明日の地球を支配する優良種と言われる。世界を、オーヴァードによるオーヴァードのための世界に変革する。それは良い事なのだろうか。闘争の鍵を握るのは、古代より封印されてきた魔導具。争いに巻き込まれた若者は何を見るのか。それとも、それは奇妙な宿命なのか。
『ダブルクロス The 3rd Edition』キャンペーン「World Enemy」
ダブルクロスーそれは裏切りを意味する言葉。

■PC紹介
PC1：“パラボラ”峰良太、17歳、男、高校生、キュマイラ／ブラックドッグ
　私立八雲学園に通う高校生（2年B組）。尊敬している兄がいて、兄が通っている洛北大学に入学するために日々勉学に励んでいる。異形の獣の姿に変身し、電撃をまとった拳で敵を殴る。戦いの中で神殺しの能力（Dロイス「対抗種」）に目覚めた。
「俺だって、俺だって必死で勉強してんだ！」
「え、これ何だよ！？　俺が何をしたっていうんだよ！？」
＃プレイヤーはTakashiさん。TRPGを始めて約半年のルーキーながら、悩める少年を好演した。

PC2（第一話から第三話）
“DSG（Double Shotgun Girl）”遠藤あてみ、17歳、女、高校生／UGNチルドレン、モルフェウス／ノイマン
　筋金入りのUGNチルドレン。二挺のショットガンを撃ちまくる戦闘スタイル。研究者、遠藤貴夫によって作り出されたオーヴァード。20歳の誕生日に真の人格が目覚め、人類抹殺を始めるよう洗脳されている（実際には、予定より早く覚醒した）。本人はこのことをまったく知らない。父親を慕っているが、一方でわずかに父親の行動に疑問を覚えてもいる。
　数年前、敵対するジャームを撃つのを一瞬躊躇し、結果、ジャームを取り逃がしてチームは全滅。被害は町一つに及んだという過去を持つ。それ以来、覚悟完了している。UGNチルドレンである自分に納得はしているものの、任務で日常に触れるたびに淡い憧れを持つことがある。
「まだ民間人が残っているんです。救助に行かせてください」
「もう、誰も失いたくないんです！」

PC2（第四話から第六話）
“レイジ・オブ・プロミネンス”遠藤いすか、14歳、女、中学生／UGNチルドレン、サラマンダー/エンジェルハイロウ
　遠藤博士によって作られた遠藤あてみのクローン（Dロイス複製体）だった。オリジナルほどの攻撃力を生み出せず、廃棄処分された。しかし、UGNによって拾われ、今はエージェントとして活動している。遠藤博士とその娘、あてみに復讐を誓っている。容姿はあてみにそっくりだが、冷静で善悪よりも合理性を重視する。
「……ターゲットを確認。任務を開始する」
「遠藤あてみは私が殺す。邪魔をするなら容赦はしない」
＃プレイヤーは烏賊様さん。2009年度の会長としてサークルを引っ張る。独特のセンスと覚悟完了したロールプレイが光る。唯一のUGN関係者キャラとして、とても頑張ってもらった。

PC3：“逃れえぬ重圧”蔵木秘愛子（くらき　ひめこ）23歳、女、ビジネスマン／研究者、バロール／エンジェルハィロウ
　八幡グループの平歯重工後方課に所属するエージェント。冷たく理知的、やや暗い影のある女性。光と闇を生み出す能力を持つ。父親が列車爆破事件の主犯／実行犯とされ、犯罪者の子として育った。事件の後、親戚の家をたらい回しにされ、八幡グループの施設に引き取られる。そこで元MI6のフィン・ブースロイドにオーヴァードと見いだされて基礎訓練を受ける。
　父の面影がある旦那には甘く、ベタベタしてしまう。頼りがいのある男性に甘えてしまう傾向あり。旦那とのなれそめは一目惚れ。施設に居る頃（8年前）に見た真砂の厳格な振る舞いに惹かれた。旦那とは15歳の年の差カップル。
「光が当たれば幸せになれる？　戯れ言はよしなさい」
「のぞいてはいけない闇もあるのよ。覚えておくことね」
＃プレイヤーは、うしはんまぁさん。確率計算に基づいた戦術指南が論理的で、敵にまわすと厄介である。悩み多き立場ながら、最後には決断をくだしてもらった。

PC4：“ユア・フレンド”遠野ユウ、外見年齢　若くも老いても見える、実年齢は若い、都市伝説／レネゲイドビーイング、オルクス／ソラリス
　領域内の人間や物質を操作できる。いわば、一声で世界が変わる。レネゲイドの真実を知った民俗学者が狂的な直感による「人間の噂によるエネルギーから生命を作り出せるのでは」という発想から、人為的に生み出した都市伝説が本当に生命を持った存在。「この町ではユウという名の少年（男、老人などバリエーションあり）がいて、悩みを持っていたり困っていたりすると、相談にのってくれる」という噂。生まれた当初は機械的にこなしていたが、徐々に自我にめざめて人間への興味を覚え、積極的に活動するようになった。顔見知りの友人が多く、その友人たちと協力してK市にまつわる一大汚職事件をあばいたことがある。外見は特徴のない男性で、見る人によってそのとき必要としている年齢に感じる。全く不自然さを見せずに何処にでも登場することから、他のプレイヤーからは親しみを込めて「ぬらりひょん」と呼ばれる。
「僕の名前はユウ。君が僕を呼んだのかい？」
「僕一人では何もできやしない。選ぶのも戦うのも君の仕事だ」
＃プレイヤーは灰月さん。『ガープス・ユエル』以来、二度目のキャンペーン参加になる。サークル内で最もF.E.A.R.のゲームに詳しい。20世紀文化に関する知識も豊富。キャラクターだけでなく、プレイヤーもアドバイスして支援してくれる。困ったときに頼れる存在だった。

■ステージ
基本的には公式設定を使う。UGNやFHという組織が存在する。第一話、第二話の舞台は奈良県K市、盆地の地方都市である。私鉄沿線で、大阪へも京都へも約１時間。季節は秋。私立八雲学園では、もうじき文化祭が行なわれる。第３話以降は茨城県Y市（夜刀浦市）、長野県H市（辺里市）などの架空都市も舞台となる（他の作品より引用）。

■レネゲイドを取り巻く組織
組織名：UGN（公式設定）
リーダー：日本支部長　霧谷雄悟
主義主張：オーヴァードと一般人との共存共栄。
レネゲイドに対する態度：犯罪事件の阻止と情報隠蔽。
概要：国際的なレネゲイド研究・対処組織。情報隠蔽や記憶操作を得意とする。イリーガルの中には自称「正義の味方」もいる。

組織名：NGU（Non-overed Genocide Union）
リーダー：ダブルショット
主義主張：非オーヴァードの抹殺。
概要：「人類抹殺計画」を推進するため、遠藤貴夫博士が密かに準備していた組織。非オーヴァードを皆殺しするだけでなく、一般人を守ろうとするオーヴァードも抹殺する。この組織名称は、UGNに対するあてつけであろう。なお、構成員は将棋やチェスの駒に例えられる。

組織名：ファルスハーツ（FH）（公式設定）
リーダー：不明
主義主張：欲望のまま自由に行動せよ。
レネゲイドに対する態度：人類の進化の可能性。
概要：いわゆるテロ組織として認識されている。真相、黒幕などは不明。

組織名：平歯重工
リーダー：平歯重工CEO　高井美香
主義主張：クライアントの求める武器・装備を作り上げる。その抑止力は我々（八幡グループ）で保持する。
レネゲイドに対する態度：拡散を防ぐ。研究対象。
概要：いわゆる忍術と呼ばれるものを以前から研究し、科学技術での再現を研究していた。レネゲイドウィルスの存在が知られるようになってからは、レネゲイド研究に重点を置く。装備品として、キャンペーンに一般人用の対オーヴァード戦闘スーツ、サイボーグ戦士部隊、支援戦闘ヘリ、特殊バイクなどが登場した。

組織名：プラム・ファーム
中心人物：蔵木誠造、城戸涼平
主義主張：闘争による時代の変革
レネゲイドに対する態度：危険視している。
概要：1970年頃、左翼活動していた集団。十数年前に列車爆破事件を起こし、山住日美子と遠藤葉子の姉妹を殺したが一般人を多数巻き込んでしまったため、指名手配された。実のところは、世界を裏から牛耳る組織の存在を感知して、悪の手段をもって陰謀と戦っていたと見られる。また、どこかに敵から奪った秘宝を隠匿していると言われる。解散後、メンバーは各地に潜伏した。

組織名：秘密結社ガイボルト
中心人物：山住鋼造、三姉妹
概要：オーヴァード（超人）による人類の支配を目的とする組織。古代の神の思念波を受けて、その復活の日に備えて活動している。地道に足場を固め、政治家や経済界を裏から牛耳っている。レネゲイドウィルスに関しても、20年前の遺跡発掘と輸送機撃墜事件の裏で糸を引いていたとされる。　なお、本編ではこの秘密結社の名前は登場しない。秘密結社の名前は神の一柱に由来する。

■NPC紹介：初期ロイス
峰大地（みね　だいち）20歳、男、峰良太の兄（PC1初期ロイス）
　洛北大学2回生。弟を大事に思い、受験の手伝いをしていた。学業とサークル活動が忙しくなったので、秋から京都市に下宿したいと言い出した。オカルト研究会で山住祐希子と出会っており、神に関して調査を開始していたが、その詳細情報を弟が知ることはなかった。文化祭の戦闘に巻き込まれ、身を挺して弟を助ける。その存在は、いつまでも弟の心の中に生きている（ロイスのまま）。

川尾健（かわお　たけし）17歳、男、峰良太の旧友（PC1初期ロイス）
　中学時代の友人。私立八雲学園の受験に失敗し、公立高校に通っている。文化祭の事件で投石したが、いつか和解できるかと思っていたら、全く駄目な存在となって再登場してしまった。
＃GMの思惑としては『無敵超人ザンボット３』の香月の役割の予定だったのだが・・・。 　

猫川美亜（ねこかわ　みあ）17歳、女（PC1初期ロイス）（ルール1p298）
　フリーランスの情報屋。だが、私立八雲学園の生徒でもある。試験対策でたびたび峰良太にノートを借りに来る。

遠藤貴夫（えんどう　たかお）、遠藤あてみの父親（PC2初期ロイス）
　UGN所属の研究者だったが、研究内容を異端視されつつあった。コードウェル博士の呼びかけに賛同して、FHへ転向した。研究所「わだつみ城」で超生命体の研究をしていた。

蔵木誠造（くらき　せいぞう）、秘愛子の父親（PC3初期ロイス）
　1970年頃、左翼活動していた集団「プラム・ファーム」の中心人物だった。十数年前に起きた列車爆破事件の主犯として指名手配されている。国外逃亡したと噂されていたが、FHの秘密基地に捕まっていた。第３話で死亡すると想定していたが、生き延びて数奇な運命を辿る。

真砂敬次（まさご　けいじ）38歳、秘愛子の配偶者（PC3初期ロイス）
　八幡グループ平歯重工の優秀な営業員。出会いの経緯こそ陰謀の駒としてだったけれども、結婚してからは変わらない愛情を注ぐ。立ち位置がブレないNPCだった。そのため、最後に大きな裏切りを受けてしまう。ある意味、もっとも可哀相な人である。

“オールド・エス”フィン・ブースロイド、秘愛子の師匠（PC3初期ロイス）
　元MI6のエージェントで戦前から活躍していた（リプレイ・トワイライトのPC）。引退後に八幡グループで社内研修の講師をしていたことがある。（ルール上p115）

小此木秀明（おこのぎ　ひであき）、民俗学研究者（PC4初期ロイス）
　一般には「小此木博士」と呼ばれることが多い。狂的な直感で得た発想から実験し、遠野ユウを生み出した。現在は接触はない。情報学理論にも詳しい。八幡グループに所属。民俗学のフィールドワークに出掛けた際にFHに捕まるウッカリ者でもある。

大原拓馬（おおはら　たくま）20代前半、男、野次馬（PC4初期ロイス）
　遠野ユウが汚職事件をあばいた時に協力した友人の一人。ハッカー。

“ミネルヴァ”坂月那岐、20歳、女（PC4初期ロイス）（ルール2p220）
　ゼノスの戦闘員。レネゲイドビーイングと共生する人間。

■NPC紹介：UGN関係者
“青き泉”城山洋（しろやま　ひろし）30歳、男、UGN支部長
　K市のUGN支部長。フラワーショップ「カリオストロ」を経営している。アドバイスが得意。一見すると、自分勝手で保身しか考えていないようにも思えるが、実のところは芯が強く頼れる人物である。

“クラリス”志賀清美（しが　きよみ）17歳、女、八雲学園2年
　UGNイリーガル。深く考えるより体を動かすことを好む。交通事故に遭った後でオーヴァードに覚醒したのだが、そのとき入院した病院のせいで悲劇に。

“デュランダル”藤原崇、17歳、男、UGNエージェント
　名家の出身。若くして両親を亡くし、執事の葛西に教育された。任務でK市に来ていたが、取り逃がしたFHエージェント“ダークナイト”を追って別の地へと旅立った。NGUとの対決に際して、PCに協力することになる。

■NPC紹介：秘密結社
山住朱子（やまずみ　あやこ）17歳、女、八雲学園２年、生徒会長
　山住三姉妹の三女。生徒からの人望があり、成績も優秀な生徒会長。親元を離れて寄宿舎で暮らしている。あだ名は「スカーレット」。能力イメージは女郎蜘蛛。

山住祐希子（やまずみ　ゆきこ）20歳、女、大学2回生
　山住三姉妹の次女。洛北大学で峰大地と出会い、付き合っていた。八雲学園がテロで火災になったときには《天候操作》で雨を降らせて消火した。能力イメージは雪女。

山住貴子（やまずみ　たかこ）25歳、女、研究員
　山住三姉妹の長女。平歯重工に所属し、若くして成果を挙げている優秀な研究者。神が復活してからは、演説を行なうなどカリスマとしての活動も行なっている。

山住鋼造（やまずみ　こうぞう）、山住家の当主（婿養子）
　非オーヴァードながら実務能力に長けており実権を握っている。山住家の男子は能力ゆえか若死にする傾向があり、優秀な婿養子をとって女系相続となっている。配偶者の山住日美子と、その妹の遠藤葉子は列車爆破事件の犠牲となって死亡した。

伝説の探偵B、25歳、男
　本名は鳴神恭一郎。“ブレイクサンダー”としてUGNに協力したこともある。名前が示す通り、神の側の人間である。K市汚職事件、田中さん連続殺人事件ほか多くの難事件を解決して、裏社会の伝説となっている。依頼があれば全国各地へ現れる。実は山住から依頼を受けて、蔵木秘愛子の身辺を調査していた。

■第１話ゲスト
進藤和哉（しんどう　かずや）41歳、男、市立病院の救命医
　K市の市立病院の救命医。病院に寝泊まりして不眠不休で働いていると噂される。唯我独尊の態度と神業の技術から「ブラッディロード」と呼ばれる。

原田美智子（はらだ　みちこ）38歳、女、看護師
　K市の市立病院の救命病棟に勤務する看護師。テキパキとした指示から「バラの魔女」の異名を持つ。

■第２話ゲスト
“レネゲイドハンター”山希鉄雄
　両親を列車爆破事件で失い、「腹腹時計」事件で妻子と妹を失った不幸な男。UGNに記憶操作されたはずだが、何らかのきっかけで記憶を取り戻して、オーヴァードに復讐するため体を鍛えていた。そこに目を付けられ、対オーヴァード用戦闘スーツの被験者としてスカウトされた。UGNもFHも関係なく、全てのオーヴァードを憎んでいた。
＃戦闘スーツの外見イメージは押井守『ケルベロス』。

“ルビーハンド”一宮純
　FHに所属するテロリストグループ「ブラッドエンジェルズ」のリーダー。かつて蔵木誠造から爆弾の製法を学んだ。オーヴァードに覚醒して、効率よくテロを行なえるようになった。UGNが勝手に付けた「腹腹時計」という呼び名に怒っている。

城戸涼平
　昔、蔵木誠造の仲間だった優秀なスナイパー。意見が分かれ、今はFHのテロリストグループ「ブラッドエンジェルズ」に所属している。

ドラゴンナイツ
　フリーダムヘブン（FH）がプロデュースするレネゲイドロックの新鋭バンド６人組。テロリストに囮として使われた。

■第３話ゲスト
“ナイトピジョン”内原ゴウ
　悪意ささやく者があるという都市伝説から生まれたレネゲイドビーイング。いわば、遠野ユウ（PC4）の反対存在のようなものである。生まれた順番から、ユウ（PC4）を兄と呼ぶ。サイト「真夜中の翼」を運営していたが、第３話でサーバーが破壊されて、第４話以降は悪魔といえども友情パワーに影響されるようになった。

来栖重蔵博士
　FHの研究所「わだつみ城」の所長。重力と領域を操り、研究所を難攻不落の秘密基地にしている。遠藤貴夫博士と組んで、生命体を高重力の環境で成長させ進化させる研究をしている。

クラーケン
　遠藤貴夫が作り出し、研究していた怪物。
＃当初の予定では、暴走して遠藤貴夫を巻き添えに殺すつもりだった。

■第４話ゲスト
ダブルショット（遠藤あてみ）
　真の人格に目覚めて「人類抹殺計画」を遂行する、元・遠藤あてみ。過去の名前はジャーム化したときに捨てた。

“ダークナイト”黒河雅人
　各地をまわって協力者を集めたり、有能な人材を《メンタルインベイション》で洗脳したり、組織構築に尽力したNGU中心人物。

“Forget memory”ビショップ
　NGUに接収された平歯重工のサイボーグ部隊の隊長。実は第２話で死亡して蘇生処置を受けた山希鉄雄であった。《メンタルインベイション》で操られていたが、必死の説得により洗脳を自ら解いた。自分の意志に関係なく一般人を殺して手を血に染めたことを悔やむも、「人類を守る」という使命に目覚めた。
＃戦闘スーツの改良により、外見イメージは無骨なケルベロスからSPIRITS部隊の感じ。NPCの立ち位置がいつの間にか、仮面ライダーZXのようになってしまった。

■第５話ゲスト
神ガイボルト
　古代に石化して封じられていたが、現代に甦った雷神。Eロイス「究極存在」を持ち、特定の弱点を突かなければ全く傷つくことはない。

ゲシュペンスト
　平歯重工の企業活動、主に武器提供などを妨害する謎のテロリスト。骸骨のような不気味な仮面を付けている。峰良太（PC1）の過去をよく知っているのもそのはずで、正体は蔵木誠造だった。蔵木秘愛子（PC3）によって平歯重工に引き渡された後、隙を見つけて脱走した。過去の仲間の助力を得て、隠しておいた秘宝を使い、抵抗活動を始めた。
＃モデルは映画『バトル・ロワイヤル２』の三村真樹夫（千葉真一）。仮面の姿はスカルマンのイメージで。

■第６話ゲスト
“パーフェクト・ブレイン”天宮ノウ
　小此木博士の研究により生み出された都市伝説レネゲイドビーイング01号。かと思ったら、そのクローンだった。

“賭神”コウ・ユンファ
　香港の伝説のギャンブラーの記憶を受け継ぐレネゲイドビーイング。好物はチョコレート。オリジナルと異なり、本物の超能力者に手痛い敗戦をする。戦闘においては、二挺拳銃を使いこなす。

“境界の守り手”テツ
　妹を人質にとられて無理やりレネゲイドゲームに参加させられた。異世界で斧と盾の扱いを学んでおり、守りの戦いを得意とする。元ネタは『ガープス・ユエル』キャンペーンのPC。

“ルフテ・ジンガー”香坂真奈
　神に対する抵抗活動を「くじけない歌」で応援していた歌手。風使いと応援を主な能力とする（カブキ、バサラ、ミストレス）。

【トレーラー】
昨日と同じ今日。今日と同じ明日。このままの日々が、ずっと続くと思っていた。だが、世界は知らぬうちに変貌していた。少年は自らの変異に困惑し、少女は行き詰まりに苦悩する。医は仁術。命を救うというのは崇高な行為だろう。手段として未知の秘薬を使ったとして誰が責められようか。
『ダブルクロス The 3rd Edition』キャンペーン「World Enemy」
ダブルクロスーそれは裏切りを意味する言葉。

第１話「ブラッディロードは月に吠える」