セッションレポート「スリーピング・ビューティー（Sleeping Beauty）」

「トリニティ・ブラッド」の世界観を舞台にして、TRPGを遊ぼう。そう考えて最初に作ったシナリオは民間人吸血鬼ハンターを主役に、騎士団との遺失技術争奪戦でした。2001年8月26日のJGC2001フリープレイ卓でのレポートを中心に、2001年5月12日のRPG研究会、他でのセッションも交えて公開します。

【登場人物】
PCは特殊業務請負組織いわゆるハンター組織「AZ」に所属する特A級エキスパートたち

“バブル紳士”アレクサンドル・アルファノウズ、通称「AA（ダブルエー）」
の一人である。女性に優しく、吸血鬼に厳しい。仙道格闘術の訓練を積んでおり、アクロバティックな動きを得意とする。

“ドクター”ラザロ・ヴァルパライソ
ハンター組織「AZ」きっての医者であり科学者。彼の中には遙か旧文明時代から続く、神秘の探求者の血が流れている。先祖伝来の「V.H.」と刻印された銀製フリントロック銃を愛用する。
口癖は「うーん、興味深い」

“カミカゼ”シズマ・ミサキ（御崎静馬であろうか？）
東方の亡国ジパングの末裔。薬物強化されており、筋力と耐久力は常人以上。その剣技は立ちはだかるもの全てを切り裂く。女性へのお見舞いに野の花を積んできたり、古風な一面がある。

“クロスファイア”フェルミナ・バルス
生まれ持った異能ゆえに当局の目から逃れ、隠れ続ける美女。十字砲火の異名は伊達ではなく、その猛火はあらゆる敵を焼き尽くす。

“ガンスリンガーEZ”Type ブルーゲイル
かのトレス・イクスの設計検討のために先行試作された機械兵の生き残り。蒼髪蒼眼でサングラスを掛けている。確かな索敵能力と冷静な戦術判断はチームの危機を何度も救った。

NPC

“キャプテン”ジョアン・Ｂ・ラプラシュ
常に陰鬱な表情を浮かべる年齢不詳の人物。「AZ」が所有する汎用巡航艇「バーラエナ号」の船長である。一説によるとバチルスを体内に有し、長生種に近い運動能力を限定的に発揮できるという。

ブラザー・アンドレリウス
自称、「トリブラ」世界で二番目に不幸な人物。ナポリの下級貴族の出身で、一時期はカテリーナ様の秘書官を務めたこともあったが、いろいろあって、現在は監察官として辺境のハンター組織「AZ」に出向している。

レクイエム
本名不詳。クセ者揃いのハンターが揃った「AZ」をまとめるボスである。なお、「AZ」にはエキスパート達の他に数十名の一般職員がいる。

ミナ
幽霊船の冷凍睡眠装置に眠っていた記憶喪失の美少女。

“網の邪術師”ペスカトーレ
薔薇十字騎士団のエージェント　位階7=4（被免達人）。ゲルマニクス産の白ワインを愛するビジネスライクな男。

“レッドバロン”マンフレート・フォン・リヒトホーフェン男爵
ゲルマニクス貴族。ロタールという弟がいる。